うつ病の経験者が語る|人生の後悔から立ち直る5つのステップ

うつ病経験者が語る|人生の後悔から立ち直る5つのステップ 人生・メンタル

人生の後悔は、それが大きなものであればあるほど心が辛くなります。
そしてやり直したいと思っても時間を巻き戻す事は出来ない。
後悔に打ちのめされたら、そこからどのように立ち直れば良いのか。
人が後悔から立ち直る過程を、うつ病経験者の私が5つのステップで説明させていただきたいと思います。

23歳の時に作曲家になるという夢を持ち、挫折し、うつ病になったことを筆頭にいくつもの後悔を経験してきました。
その経験から得た教訓をもとに、どのように立ち直れば良いかを説明していきます。

本記事の内容

・人生の後悔から立ち直る5つのステップ

  1. その後悔に浸る
  2. いったん目をそらす
  3. 後悔は大きな学びであり経験であると捉える
  4. 自分のありのままの現状を素直に認める
  5. よりよい未来につながる行動をする

・まとめ

うつ病の経験者が語る|人生の後悔から立ち直る5つのステップ

人生の後悔から立ち直る5つのステップ

1.その後悔に浸る

後悔が深く、心のダメージが大きい場合はぐったりしてしまったり何もしたくないと思います。そういう時はその通りに行動するのが正しいと思います。ぐったりしていいし、何もしなくていい。辛い思いを抱えたならば、いったんその思いに浸る。泣いたっていいんです。無理に自分を奮い立たせて行動するのではなく、いったんその辛い思いに浸るのです。

立ち直る一つ目のステップは、その辛い思いに浸ることです。辛い思いに浸るというのは心を癒すことになります。後悔が深く心のダメージが大きければ大きいほど、無理に何か行動を起こそうとするとどんどん苦しくなってしまいます。精神的にどん底にあるのであれば、まずやるべきことは行動を起こすことではなく心の元気を取り戻すこと。その最初のステップが辛い思いに浸ってあげることです。

2.いったん目をそらす

そして自然とちょっとだけでも何かする気になるようになら、その後悔からいったん目をそらしましょう。無理にそのことについて考えないようにする必要はありませんが、そのことから離れてみることです。

音楽を聴いたり映画を見たりなどの受動的なものから始めていきましょう。散歩したり本を読んだり人と話してみたくなったらそのように行動する。その後悔から目をそらすことで心の元気を取り戻す足がかりになり、そうして過ごしていることで時間によっても少しずつ癒されていきます。

3.後悔は大きな学びであり経験であると捉える

後悔とは何かしらの失敗から生まれるものです。その失敗による後悔から人は何かを学び、経験とすることで成長します。後悔を単なる不愉快な思い出として終わらせなければ、あなたの人生は前よりも良いものになっていくはずです。

失敗や後悔をすると確かに苦しかったり辛かったりしますよね。でもこれらを常にプラスのこととして捉えるという考え方を持つことがとても大事です。後悔することがあったら自分にこう質問してみてください。

「この後悔から得られることは?」

質問を受けた側の脳というのは、その質問を考えるための脳の領域を自然と確保するようにできているそうです。ご飯を食べた後でも甘いデザートを見ると自然と胃がその分の領域を空けて、自然と食べたい気持ちになるという「甘いものは別腹」の仕組みと同じです。自分に質問をすることでそのことに対して向き合うことになります。

そしてその後悔から教訓を得るというのがあなたの未来を変えることになります。私が挫折によって心や考え方が大事なんだと気付いて、今このようにブログを書いたりできているのも後悔から学びを得て良い経験として捉えられているからです。後悔をしたならば、それはチャンスだと捉えることが大切です。

4.自分のありのままの現状を素直に認める

今度はその後悔に再び目を向けて、自分の現状を認めましょう。どういうことかというと、例えば私の場合は夢の実現に失敗したことで、それまでの自分の生き方や自分の人生全てに対して後悔することになり、長い間辛い期間を過ごしました。ここで、自分を見つめ直すことで現状を認めます。自分には能力が足りていなかった精神力が弱かった考え方が間違っていたマインドがダメだったんだと認めることで前に進めるようになりました。

自分の良くない現実を認めるというのはとても怖いと思います。ですが素直に自分の現状を自分に対して包み隠さず認めてあげることが大切です。もし私が未だに、自分は能力が低く精神が弱いというありのままの自分を認められずにいたとしたら、今もまだ私は頭から布団をかぶって何もせずに絶望に身を任せていたでしょう。

自分の現実を素直に認められることで再びスタートラインに立てると言えます。現状を把握できれば、どうしていけば良いかが見えるようになり、前に進んでいけるようになるわけです。

5.よりよい未来につながる行動をする

後悔から学び自分の現状を認められたら、そこから行動していきましょう。自分を成長させることで、後悔を引き起こしてしまった当時の自分から遠ざかることができますし、人生や生き方についてより学んでいくことで次に後悔するような出来事があっても、前のようにがっくりと肩を落とすこともなくなっていくことでしょう。

自分の考え方を変えるというのが重要です。アインシュタインの言葉で次のようなものがあります。「我々の直面する重要な問題は、その問題をつくったときと同じ思考のレベルで解決することはできない」。つまり人生の後悔でいうなら、自分が普段どんな風な考え方で生きてきたか、後悔したそのことについて自分はどういう考え方でそれと向き合っていたのかという根本的なところを改善しないとその問題は乗り越えられないということです。

それには本を読んだり人と話したりして、人の考え方を学ぶことや成功した人はどんな思いを持ってどんな行動をとっていたのかを知ることです。私は「七つの習慣」「思考は現実化する」「自助論」などの自己啓発系の本を読んだり、前向きになれるような考え方を発信しているYouTubeチャンネルの動画を見たり、実際にそのような発信をしている人に会いに行ってみたりしました。良い考え方を知ることで自分の考え方が自然と変わっていきます。

まとめ

まとめ

人生の後悔から立ち直る5つのステップ

  1. その後悔に浸る
  2. いったん目をそらす
  3. 後悔は大きな学びであり経験であると捉える
  4. 自分のありのままの現状を素直に認める
  5. よりよい未来につながる行動をする

後悔してすごく辛いなら逃げていいんですよ。少しでも元気を取り戻すことが大切です。そしてあなたのよりよい未来を切り開くヒントは、その後悔の中にあることも忘れないでください。元気になったらその人生の後悔に向き合うことで、前以上によい人生を掴めるようになれるはずです。あなたが何歳であっても手遅れではありません。今が一番若いのですから。

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