『自己肯定感、持っていますか?』あなたの世界をガラリと変える、たったひとつの方法 水島広子(著)【ブックレビュー】

書評

こんにちは!Kえすです。

今回は、本の書評をしようと思います。

『自己肯定感、持っていますか?』あなたの世界をガラリと変える、たったひとつの方法                             水島広子(著)

この本は、自信がなく、人付き合いにも息苦しさを感じていた以前の自分にとって非常に為になりました。

生きていく上で良い考え方をゲット出来てとても役に立ったので、オススメできる本として紹介したいと思います。

[こんな人におすすめ]

人の中で生きずらさを感じている

「自分なんて」と思いがち

人に気を遣いすぎたり、頑張り過ぎたりして疲れてしまうことがよくある

自分をいたわれない

いつも他人を優先して、自分は後回し

etc…

 

『自己肯定感、持っていますか?』あなたの世界をガラリと変える、たったひとつの方法

精神科医 水島広子(著)

本書の概要

・発売年月日   :2015年6月30日

・ページ数    :191ページ

・文字の詰まり具合と読みやすさ:あまり詰まっていないので、割とサクサク読める。                  1ページに7行〜12行程度。

・著者      :水島広子

1968年3月21日東京生まれ。

慶応義塾大学医学部卒業、同大学院修了(医学博士)。

摂食障害、気分障害、トラウマ関連障害、思春期前後の問題や家族の病理、漢方医学などが専門。

「対人関係療法」の日本における第一人者。

1年間の海外放浪歴あり。

慶大医学部精神神経科勤務を経て、民主党の公募・落下傘候補として2000年6月の衆議院選挙で栃木1区から初当選。2005年8月まで2期5年間をつとめる。

衆議院議員在任中は、主に厚生労働委員会と青少年問題特別委員会に所属。

衆議院青少年問題特別委員会筆頭理事、民主党「次の内閣」雇用担当大臣、民主党男女共同参画委員長、次世代育成支援(少子化対策)プロジェクトチーム座長、超党派のチャイルドライン支援議員連盟事務局長などを歴任。野党の議員でありながら、児童虐待防止法の抜本的改正をはじめ、数々の法案などの修正に力を尽くし実現した。

娘(22歳)・息子(18歳)の二児の母。

2005年12月〜2006年7月、北カリフォルニアに住み、アティテューディナル・ヒーリング・センター(Center for Attitudinal Healing)でボランティア。

現在、アティテューディナル・ヒーリング・ジャパン(AHJ)代表、対人関係療法専門クリニック院長、慶応義塾大学医学部非常勤講師(精神神経科)、対人関係療法研究会代表世話人。精神科専門医、精神科専門医制度指導医(日本精神神経学会)、精神保健指定医、国際対人関係療法学会(ISIPT)理事、日本うつ病学会監事、日本認知療法学会幹事、日本摂食障害学会評議員、日本ストレス学会評議員。 心の健康のための講演や執筆も多くこなしている。

水島広子さん公式サイトより引用

レッスン1 自己肯定感ってなんだろう?

本書では、

自己肯定感」とは、「優れた自分」を誇りに思う事ではありません。「ありのままの自分」をこれでよいと思える気持ちです。

P16 レッスン1 自己肯定感ってなんだろう?

と言っています。

つまり、優れている自分を「良い」「いい奴」「すごい奴」と評価して、心の安定を得るのではないという事です。

もし、優れている自分しか認められなかったら、特に秀でたものがない人間は一生自分に価値がないと思って生きなければなりません。それに、自分では何にも出来ない赤ん坊は、ダメな奴という事になってしまいます。もちろんそんなわけはありませんね^^

自己肯定感を高める為の第一歩として、レッスン1では自己肯定感が低い人の事例を6つほど挙げ、自己肯定感について掘り下げてくれています。

レッスン2 「他人をリスペクトする」って、どういうこと?

自己肯定感を高めるカギは、他人をリスペクトする事だと本書で語られています。

自分の自己肯定感を高めたいのに、なぜ他人をリスペクト?

と思うかもしれませんが、答えは

自分自信への認識を変えるより、他人に対する認識を変える方が比較的簡単だからです。

もう少し平たく言うと、「自分を愛するより、他人を愛する方がハードルが低い」という事です。自分自身を認めて受け入れ、愛してあげるって、結構難しいですよね?

そして、他人を無条件で愛せるようになると、自然と自分の事も好きになり愛せるようになるという仕組みです。

レッスン2では、本書のポイントである「他人をリスペクトする」という事について説明してくれています。

レッスン3 どうしたら「他人をリスペクト」できるのだろう

レッスン2を読む事で、他人に対する認識を変える事が出来ます。

では次に、他人をリスペクトする為にどういう行動をとればいいのでしょうか?

行動を間違うと、「他人をリスペクト」とは真逆の結果になってしまう事があります。

レッスン3では、レッスン2を受けて、他人をリスペクトする時の原則について解説してくれています。

レッスン4 「自分をリスペクトする」ということ

本章はレッスン3までの流れを回収してくれるような感じで、そういう事かと納得できるとともに今までの自分自身を許せるような、認めてあげられるような気持ちになれると思います。

他人をリスペクトする事を経由して、レッスン4ではついに、自分をリスペクトするという事はどういう事かについて説明してくれます。

レッスン5 自己肯定感が高まる「本当のつながり」の作り方

レッスン4までで、相手への認識が変わり、自分へのリスペクトの気持ちも湧いてくると思います。

本章は最終章として、他人との「本当のつながり」を作る事によって、さらに自己肯定感が高まるという事を説明してくれています。

「つながり」を「本当のつながり」と「ニセのつながり」に区別してわかりやすく解説し、他人と「本当のつながり」を持つにはどう行動したらいいのかが述べられています。

まとめ

「他人へのリスペクト」「自分へのリスペクト」、さらに「他人と自分との本当のつながり」と段階的に自己肯定感について理解・実践できるように書かれています。

この本を読んでいて、初めから終わりまで「愛情」に満ちているように感じ、読みながらとても優しい気持ちになれました。

特に終盤、レッスン4の中の「自分の嫌いなところに目を向けてみる」という項目(P120〜)では、感動して泣いてしまいました

自分を許せるような、こんなに温かい気持ちになれる本は本当に珍しいと思います!

皆さんも是非読んでみてください!

ではまた〜(^^)


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