なぜ世の中は不公平なのか?楽に人生を歩むために早めに理解すべきこと

なぜ世の中は不公平なのか?楽に人生を歩むために早めに理解すべきこと 人生・メンタル

人生は不公平、不平等なものです。そしてその現実を前にしてしまうと負の感情が湧いてきてしまいがちになると思います。こんな世の中をどうやって生きていけば良いのか。この世界には知っているだけで人生が楽になるような考え方や知識があります。本記事では人生の不公平について解説し、ひどいハンディを背負わされた人々についても述べていきます。

本記事の内容

1.なぜ世の中は不公平なのか?

  • みんな違っていて当たり前
  • あなたはどれくらい貢献したか?
  • 配られたカード・置かれた場所
  • ハンディを背負った人々

2.全て運によって片付けるなら、さすがにそれは「甘え」と言える

3.まとめ

1.なぜ世の中は不公平なのか?

なぜ世の中は不公平なのか?

世の中にはムカつくくらい自分より良い環境にいる人たちが目についてしまうかもしれません。自分は貧乏な家庭で育って、よい教育も受けられず、大した仕事にもつけず…。あるいは、あいつはあんなにイケメンで(美人で)、背が高くて(可愛くて)などなど。でもこれらを妬んだとしても変えようのないどうしようもない事なんだ、とあなたも理解はできると思います。みんな違っていてあたり前なことは受け入れるというのが一見苦痛なことのようでいて、実は心が楽になる一番の方法なのです。そして自分の努力で変えられるところは努力する。これらのことについて解説し、ハンディを背負いながらも結果を出した人々についても述べていきます。

みんな違っていてあたり前

生まれた場所、遺伝子、身体的な特徴、親、人生で関わる人など、同じものを持つ人間はこの世界どこを探しても絶対に見つかりません。全ての人間がみな違っているのは、あたり前のことなのです。ネガティブな思考に囚われてしまうと、「なんで私だけ…」と思ってしまいがちです。しかし冷静に考えてみれば、すべての人間は違う条件の中で違う経験をしながら人生を歩んでいくものですから周りと自分が違うのはあたり前のことなのです。

そして世の中にはあなたのことを羨ましく思う人もいると思います。あなたより悪い状況に置かれてしまった人もいることでしょう。意外と身近にもいるかもしれません。大きな視点で見てみると、アフリカのような未発達な地域に生まれた方はあなたのことをどう思うと思いますか?おそらく日本に生まれたというだけで、私たちは莫大なメリットを受けているし、それだけでいわゆる「勝ち組」なのです。この国では最悪仕事がなくなっても生活保護という制度があるので食べるには困りませんし、借金が返せなくなったら自己破産すればその借金はチャラになり再スタートできます。こんな国はそうそうありません。そもそもが好条件のもとにある私たちなのですから、生まれや育ちなど自分でコントロールできないところは受け入れ、自分の努力で変えられるところは変えていく努力をするというのが正しいと思いますし、あなたにとってプラスになると言えます。

あなたはどれくらい貢献したか?

飲み会や遊びに誘われなかったり、結婚式などに招待されなかったりしてヤキモキした経験がありますでしょうか?周りが貰えているものを自分は貰えなかった。これはあなたが普段どのように振舞って、どれくらい周りに貢献したかということの結果です。もしあなたが普段から人と明るく接したり、周り人たちを笑かしてあげたり、困った時に助けてあげたりしていたら自然と飲み会や遊びには誘われるでしょうし、結婚式にも是非招待したいと思われるでしょう。

もちろん立場上の問題やいろいろな事情がありますから必ずそうなるというわけでは決してありません。貢献したからといって必ず良い結果が得られたり、良い扱われ方をするわけではないありません。しかし貰えるものが貰えるかどうかは自分が周りにどれくらい貢献したかという努力の面が大きいのは確かです。

たとえ自分が頑張って貢献したのに良い扱いを受けなかったとしても、相手には何か事情があったのだろうなと考えたほうが最終的にはあなたのためになります。それはなぜか?想像してみてください。仮に自分が頑張ったのに良い扱いを受けなかったとして、その相手を恨んだりしたらどうでしょう。あなたの心はそれで幸せになりますか?負の感情で満たされ、ただただ疲れるでしょうし、その相手と顔をあわせるたびにイライラが再燃する事でしょう。相手の事情はあなたにはコントロールできない領域なわけですから、受け入れるべき事です。そして引き続き周りに対して「一生懸命貢献する」という、自分でコントロールできるところに注力した方が最終的にはあなたの気持ちも人生も楽になっていくことでしょう。

配られたカード・置かれた場所

自分より良い状況にいる人見ると、「なんであいつばっかり…」と妬んでしまうかもしれません。しかし妬みからは何も生まれません。他人を見て妬むよりも今の自分が良くなるためには、どうすればいいかと考える方がずっと生産的です。「なんであいつばっかり…」「どうして自分だけ…」と考えていて答えが出るでしょうか?一生かかっても出ないでしょう。少なくとも自分のためになるような明るく生産的な答えは絶対に出ないと言い切れます。

上でも述べましたが、自分でコントロールできないものは受け入れるべきです。あなたの置かれた場所で、配られたカードで最良の結果を出すということだけを考えてください。妬むことはあなたを疲れさせます。そしてあなたの人生をつまらなくさせる元凶の一つです。羨ましい思いや妬みをバネにして頑張るというなら、負の感情を正しく使えていると言えます。しかし一方で、妬みの感情は基本的に無駄だということも理解しておきましょう。配られたカード、置かれた場所で最良の結果を出す。これを忘れないでください。

ハンディを背負った人々

電球を発明し、私たちに灯りをともしてくれたエジソン。彼は子どもの頃に売り子の仕事をしている最中、大人の男に顔を思いっきりひっぱたかれたことで片耳が聞こえなくなってしまいました。そして小学校では先生から、頭が悪すぎて周りの子供達についていけない。この子は教えるに値しないと評価され、退学させられてしまいます。それでもエジソンは嘆きや妬みに捕らわれずに前に進んだわけです。ヘレンケラーは2歳のときの疾病がもとで、視覚と聴覚、声を失い、三重苦でした。それなのに歴史に名を残した女性です。ベートーヴェンは耳が聞こえなくなってしまってからも曲を生み出し、年末によく演奏される第9を作曲しました。『失楽園』を執筆したイギリスの詩人、ミルトンは目が見えなかったそうです。ゲゲゲの鬼太郎で有名な漫画家の水木しげるさんは、戦争で片腕を失い、終戦して20年後に成功を収めたそうです。不公平とは敗北とは、一体なんなのでしょうね。それらは果たしてこの世に存在するのでしょうか?

答えは私たちの心の中にあるように思います。「自分は周りよりも悪い状況にある」「周りは良い状況にあってズルい!不公平だ!」と自分の心でそのように決めつけているからあなたは今苦しいのではないでしょうか?

2.全て運によって片付けるなら、さすがにそれは「甘え」と言える

全て運によって片付けるなら、さすがにそれは「甘え」と言える

「あの人はたまたま努力できる環境にあったんだよ」「あの人は運良くああいう親のもとに生まれたから、あそこまで成長できたんだね」「あの人には努力できる才能があったんだ」、というような発言を耳にすることがありますが、さすがにここまでくると、もはや自分が努力をしないための甘えや言い訳に過ぎないという印象です。あるいは努力が続かなかった自分、途中で諦めた自分、結果が出せなかった自分を守るための発言と言えます。

どんなところで生まれたとしても人間である以上は誰にでも向上心というものが備わっています。これは人間が弱肉強食の地球上で生き延びていくために必要な本能なので、必ず誰の中にもあります。つまり努力できる才能は誰もが持っている。しっかりと結果が出るまで継続することです。上手くいかないことがあると自分がとてもダメな人間、能力の低い人間に思えてきてしまい、とても辛いですよね。でもそこで、全てを運で片付けてしまうような発言をしたり、そういう考えは持たないでほしいと思います。全てを運で片付けてしまうならあなたにそれ以上の成長は期待できないでしょう。結果が出ないときに周りの見てうらやむのではなく、結果が出るように試行錯誤して努力を継続することにのみ力を注いでください。そうすれば必ずいつかは良い方向に進んでいけるようになります。

3.まとめ

まとめ

  • 世の中みんな違っていて当たり前、変えようのないものは受け入れ変えられるところに注力する
  • 配られたカードと置かれた場所で最良の結果を出すことだけを考える
  • 妬みはあなたをただ疲れさせるだけ
  • ひどいハンディを背負いながらも大きな成果を上げた人たちが沢山いる
    エジソン>片耳が聞こえない、小学校を退学させれらた
    ヘレンケラー>見えない、聞けない、喋れないの三重苦
    ベートーヴェン>音楽家なのに難聴なる
    ミルトン>目が見えない
    水木しげる>戦争で片腕を失う
  • 自分を守るための発言や考え方をせずに、常に結果が出るにはどうすれば良いかを考えて努力を重ねることに注力する

確かに世の中は不公平です。なんで私だけと思ってしまうのもわかります。私にもそういう時期はありましたから。ですが私は気づいたんです、そう考えていたところで答えは出ないし疲れるし、結局なんにもならないことに。なのであなたも早めに気づいてください、他人と自分を比べて妬むことに意味はないということを。配られたカードと置かれた場所を最大限に活かして、最良の結果を出すことに力を注いでいきましょう。そうすれば必ず結果があとからついてくるはずですから。

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