人生の焦りを感じている人は多いのではないでしょうか。焦りを感じるのは辛いことですよね。しかし焦りとは、それ自体は悪いものではありません。
本記事では、人生の焦りについて、そして焦り自体は悪いものではないということ、さらに焦りを感じたときに大切なことは何かについて解説していきます。
人生の焦り
大人になると、人生で焦りを感じてしまうことがあるかと思います。仕事、お金、恋愛、結婚、老後などなど。
- 理想と現状とのギャップに焦る
- 他人と比べて自分は劣っている・遅れていると感じて焦る
- 先行きが見えない不安によって焦る
いずれもその背後には、「このままでいいのだろうか?」「このままだと良くない方向に進んでしまう気がする」という思い、つまりは「今のままでは、きっと自分は不幸になってしまう」という思いがあると言えます。
焦りは良くないことのように思えるかもしれませんが、実はそんなことはありません。どういうことか解説していきます。
焦り自体は悪いものではない
焦りとは、あなたが感じ取っている単なる赤信号です。それ自体には良いも悪いもありません。
焦りを感じたら、動くか動かないか。自分の「こうなりたい!・こうでありたい!」という思いに向かって動けば、焦りはあなたにとってプラスに働きます。しかし焦るだけで、何も行動しなければ、ただただ辛いだけです。
そしてこの、焦るだけで何もしない。このことほど悪いことはありません。焦りが辛い思いに変わって、それを抱えたまま何も行動しないと、あなたはいつしか自分をダメな人間だと心の底から思うようになります。そして今度は言い訳ばかりを考えるようになり、不平不満ばかりを言うようになって、最終的には他人を恨み、周りに攻撃するようになってしまいます。
これはネガティブな感情すべてに言えることで、何も行動せずクヨクヨと悩み苦しんでいるだけだと、あなたは自分を痛めつけることから始め、知らず知らずのうちにどんどん邪悪な方向に向かってしまいます。
そうならないために「悩みそうになったら動く」と覚えておきましょう。
焦りはそれを感じたときに、あなたが動けばプラスに動かなければマイナスに働くだけのもの。焦り自体は単なるサイン、良いものでも悪いものでもありません。要はあなた次第ということです。
大切なのは、明確にしたあなたの理想に向かって動くこと
焦りを感じるということは、「今のままではいけない!」とちゃんと気付けている証拠です。
「このまま・今のまま」を変えなくてはいけない。つまり、「あなたはどうなりたいのか、どうありたいのか」ということです。まずはそれを明確にしましょう。あなたの理想を紙にでも書き出してみることです。どうなりたいのかを目に見えるようにすることで、今なにをしたら良いのかが見えてきます。
今の会社の先行きが不安で、仕事が無くなってしまうのではないだろうかという焦りがあるのなら、先行きの明るそうな業界や会社に転職するのが理想になるかもしれません。そうしたら今やるべきことは、転職活動です。
将来のお金に対する不安から焦りを感じているのなら、お金がたくさん手元にある状態が理想になるかもしれません。そうしたら今やるべきことは、貯金だったり資産運用だったり副業だったりするでしょう。
結婚出来るかという不安から焦りを感じているのであれば、結婚して幸せな家庭を気づいている状態が理想であるかもしれません。それなら今やるべきことは、いい男・いい女になるために自分を磨くことです。
大切なのは、明確にしたあなたの理想に向かって動くことです。それだけで焦りの感情の半分は解消されたように感じられるはずです。
まとめ
- 焦り自体は良いものでも悪いものでもありません。焦りを感じたら、その後にあなたが動くか動かないかで良いものにも悪いものにもなります。
- 焦りを感じているだけでクヨクヨ悩み何もしなければ、ただ辛いだけです。しかし焦りを原動力とし動き出せばプラスに働き、あなたを良くしてくれるものになります。
- 焦りを感じることは悪いことではありません。あなたは赤信号をちゃんと認識できている、これはとても良いことです。赤信号に気づいたのに何もしない、これが悪いことです。
人生で焦りを感じたら、あなたの理想の状態を思い描き、それに向かって動き出しましょう。
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