『金持ち父さんの起業する前に読む本』を読んだ感想・要点

金持ち父さんの起業する前に読む本 書評
「私たちはまずころび、次に立ち上がって、それを繰り返すことによって歩けるようになる。
自転車の乗り方を覚える時も、何度も倒れてはやり直す。ころぶのが恐くて、
そのリスクをとらないでいたら、いつまでたっても歩けないままだろう。」
ー ロバート・キヨサキ ー

本記事の内容

・金持ち父さんの起業する前に読む本(ロバート・キヨサキ著)を読んだ感想・要点

・起業家と従業員の考え方の大きな違い「自由」or「安定」

・起業家になるために必須な「5つの宿題」と「4つの思考タイプ

起業家の仕事とは?

『金持ち父さんの起業する前に読む本』を読んだ感想・要点

金持ち父さんの起業する前に読む本(ロバート・キヨサキ著)を読んだ感想・要点

 

感想

みんなこれを知らずに起業するから9割の人が失敗してしまうのだなぁとわかり、では具体的に何をすれば良いのかというところまで理解できるようになる本でした。かたくるしい感じはなく、とても読みやすい。これから起業しようかと考えている人にとても役に立つような素晴らしい内容の本でした。

要点

・安定・安心を求める従業員のようなマインドのままでは起業に失敗する

・起業したい人のほとんどは自分の売る物やサービス、つまり「製品」のことしか考えないで
 起業してしまう

・製品に関することも含めて必須な要素が5つあり、各分野の知識や能力を高めなくてはいけない
  製品 法律 システム コミュニケーション キャッシュフロー

・5つの要素の全てをマスターしなくていい 広く浅く勉強すること

・チームを作って足りない要素を補填する。特に法律は弁護士、キャッシュフローは会計士に
 担当してもらうといい

・5つの要素のうち、起業家には特にコミュニケーションのレベルが大切
 つまりセールス、「売ること」に長けていないといけない

・大切な4つの思考タイプがある 
 Aタイプ:分析能力・批判的思考     Tタイプ:技術的能力・熟練 
 Cタイプ:創造的思考・柔軟性のある論理 Pタイプ:人間関係・リーダーシップ

・起業家にとって最も大切なことは「使命」である

起業家と従業員の考え方の大きな違い「自由」or「安定」

起業家と従業員の考え方の大きな違い「自由」or「安定」

起業家になるためには、従業員の考え方から起業家の考え方に変えなくてはなりません。

一番の違いは自由を求めるか、あるいは安定・安全を求めるかです。安定を求めれば自由はつかめず、自由を求めれば確実に安全とは言えない。ですがそのリスクをとるのが起業家というわけです。他にもいくつか違いがありまして、起業家と従業員の考え方の違いはどれも正反対です。あなたは今どちらの考え方をしているでしょうか。

・安全を求める → 自由を求める

・安定した給料を求める → 偉大なる富を求める

・依存に価値を見出す → 独立に価値を見出す

・他人のルールに従う → 自分でルールを作る

・命令を受ける → 命令を与える

・それは私の仕事ではないと言う → 100%責任を持つ

・他人の会社の社風に自分を合わせる → 会社の社風を自分で決める

・世界が抱える問題について文句を言う → 世界を変える努力をする

・問題を避ける → 問題を見つけてビジネスチャンスに変える

・従業員の道を選ぶ → 起業家の道を選ぶ

起業家になるために必須な「5つの宿題」と「4つの思考タイプ」

起業家になるために必須な「5つの宿題」と「4つの思考タイプ」

起業家の9割が失敗して会社を早々にたたむことになる原因の一つに、売る物や売るサービスについてしか考えていないということがあります。
つまり、「製品」のことについてしか考えておらず「良い物を提供しさすればそれだけで上手くいく」と思ってしまう、これではとうてい成功はしないのだそうです。
製品を含めた5つの重要な要素4つの思考タイプが大切で、これを学び続けていくことが大切とのこと。

5つの宿題「B – I トライアングル」(ビーアイ トライアングル)

起業家が学ばなくてはいけない5つの要素(宿題)とは

   製品  法律  システム  コミュニケーション  キャッシュフロー

製品は販売する物やサービス。法律はその製品を丸パクリされたりされないために法的に守るためのもの。システムは製品をどのように生産し、どのような流通経路でお客様に届けるのか、会社の中をどうまわしていくのかなどビジネスそのものをどのように運営していくかということ。コミュニケーションは簡単に言えばセールスのこと。つまり、物の売り方を学ばなければならないということ。キャッシュフローは会社の収支のこと。キャッシュアウト(倒産)しないように財務状況を良くしておくための知識。

そしてこれら5つの根底には強い「使命」があって、「チーム」と「リーダシップ」によっても支えられている。これを著者のロバート・キヨサキさんは「 B – I トライアングル」と名付けています。この「 B – I トライアングル」を伸ばしていくことが大切だそうです。自分が提供する「製品(物やサービス)」のことばっかり考えていてはビジネスは成り立たないんだよ。ということです。あくまで製品はそのビジネスの氷山の一角でしかないと書かれていました。

5つの宿題「B - I トライアングル」

B – I トライアングル(ビーアイ トライアングル)

4つの思考タイプ「A・T・C・P」

その時々で4つの思考タイプが必要になる

  Aタイプ(A:Analytical skills)=分析的思考
  Tタイプ(T:Technical skills)=技術的思考
  Cタイプ(C:Creative thinker)=創造的思考
  Pタイプ(P:People skills)=人間関係的・リーダシップ的思考

たとえば何かの資料を理解したりする時にはAタイプの思考、アイディアを出す必要があるときはCタイプ、何か作業をするようなときはTタイプ、人とのコミュニケーションをとったりチームを導こうとするときはPタイプ。
そのときの状況に対応できるように4つの思考タイプを自分の中で伸ばす努力が必要です。

起業家の仕事とは?

起業家の仕事とは?

良いチームを作って、それを運営していくこと。

上記の B – I トライアングル を全てマスターすることはかなり難しく、やろうとするとそれだけで人生の時間を全て使い切ってしまいます。よって起業家は、自分に足りていない部分を補ってくれる人を見つけて、自分のチームに加わえることが必要になってきます。
そして、1つのチームを作ってみんなで1つのサービスや物を生み出して、世の中に提供していかれる状態を作ることが起業家の仕事です。

必然的に自分の能力に見合った人材が集まることになるので、良い人材を集めたいと思ったら、勉強し続けて自分の能力を伸ばしていくことが大切です。

まとめ

「世の中を良くしたいんだ!」という「使命感」を持って行動している人はとても尊敬しますし、そういう人の周りに良い人が寄ってきたりお金も寄ってくるのだろうなと思います。「起業する」ということを考えると不安や心配事が出てきて尻込みしてしまいますよね。でもその恐怖は知識を身につけて経験を積むことできっと解決できます。そして乗り越えたときには良い人たちに囲まれてお金の心配もなく、人から一目置かれるような存在になれるのではないでしょうか。起業をお考えの方、再起不能になるほどの失敗をしてしまわないようにたくさん学んでください。何を学べばいいか書いてあるこの本は、1冊目としてふさわしいと思います。理想に向けて頑張りましょう!きっと達成できますよ!(^^)

コメント

タイトルとURLをコピーしました